メイン オブ フェアリー...

石の嘆き...







雨は・・・もうやんでいた。しかし、まだ朝方で、皆は眠りについていて、外は暗かった。

「・・・。」

氷妖は、夜の出来事のせいで、眠りにつけなかった。

都市が滅びた理由は?

あの灰色の雨は?

何故砂漠の中にあんな都市が?

あの大地震は一体なんだった?


様々な謎がグルグル回り・・・
氷妖の頭を悩ませた。




「ラー・・・ラー・・・ルー・・・」





「!?」

外から哀しげな歌声が聞こえる...
その声は、もう儚く消えそうで・・・
もうすぐ消えてしまいそうだった・・・


そこで、氷妖は、外に出た。






「・・・まさか・・・」


まさか、だった。

人は皆、生き、歩き、喋りあっていた――・・・

そして、氷妖の前には、一人の美しい女性がいた。



『いらっしゃいませ・・・迷える旅人よ・・・このような滅びの都市に何か御用でも・・・?
旅のお方がわかったように、此処の都市の夜は危険です・・・・早く立ち去りなさい。』


「・・・滅び・・・?何で・・・こんなに生きて・・・喋っているのに・・・」


『此処は過去の記憶。滅多なことでは現れないはずなんですが・・・・。』


「・・・聞きたいことがある・・・。」


『答えられることならば。』


「第一に、お前は何者だ・・・」


『・・・・・・この都市の・・・王女・・・ライト・・・・・です。』


「・・・っ!?ライト!?あの時・・・俺が・・・俺が・・・!!」


『・・・・・・・・・・氷妖・・・貴方のせいではございません。私のことはいいですから、この都市は放って旅を・・・』


「・・・・。待てまだ聞きたいことがある。」


『・・・なんですか?』


「あの・・・灰色の雨はなんなんだ・・・?」


『あれは、魂者の死雨と呼ばれております・・・触れれば石となり・・・既に石の物質は溶かす、魔力の雨です。詳しいことは、私にもわかりません。』


「そう・・・か。最後に、この都市の名前を・・・。」


『ラステア。第四代王国水の王国です。今では・・・こんなにも・・・。』



「なあ、ライト、お前があの時のライトであれば・・・俺に何故関わった。お前を・・・」



『それ以上はいわないで下さい。大丈夫。私はここに・・・さあ、旅へ・・・』




「っ!?」


次の瞬間、目指していた街へたどり着いていた・・・。











続。