メイン オブ フェアリー...
砂漠の都...サードラーズ...
「・・・此処は・・・サードラーズ・・・?」
氷妖は、ライトによってテレポートされた地を見渡した。
「・・・フェイアント・・・?フュルナ・・・?たっしー・・・?」
まさか、まさか・・・・テレポートされたのは・・・俺だけだ。
どうすれば良いんだ・・・?
三人は・・・まだラステアに・・・!?
ガバッ
――・・・夢、だった。
「はぁっ・・・はぁっ・・・。」
周りを見渡した。此処は、まだラステア・・・だ。
日は既に昇っている。氷妖は、皆を起こさないように、外に出た。
生々しいほどの夢の記憶が蘇る・・・
「ライト・・・。どうして・・・。」
すると、裏街道の暗がりで、何かが動いた。
「・・・誰だ。」
『・・・。』
「誰だと聞いている・・・。」
『・・・。』
「そこに居るのはわかってるんだよ!ライト!」
『・・・夢で、会いましたね氷妖。やはり、夢の中でテレポートさせるのは無理でしたか・・・。』
「ああ、その代わりテレポートされた”夢“を見た。」
「なあ、ライト、もう一度・・・」
『・・・駄目です。私には私のさだめがあります。氷妖は旅を続け。私はこの都市を守る・・・。』
「何でだよ・・・もう此処は既に滅びているのに・・・」
『・・・朝に死雨は降らない。それは、都市にまだもう一人生きている人がいるから。その人私は探しているの。』
「そうか・・・どうあがいても、俺と共に来ることは無いんだな・・・そうだよな。俺がお前を殺したのだから・・・」
『・・・。私はここに生きています。』
「記憶が飛んだのか?無理でもない。あの時の俺は凄まじかったからな・・・。」
『・・・はい、私は一度死にました。けれど、この都市を守るさだめで神からもう一度魂を授かったのです・・・。
貴方に殺されたのは事実。だけれど、過ぎたことはもう過ぎたこと。気にしなくて良いと私は思います。
貴方も・・・好きで殺したわけではないでしょう・・・?』
「・・・・ああ。ライト・・・すまなかった・・・」
『・・・では、貴方の仲間も、貴方も、サードラーズへテレポートさせます。』
「・・・ああ。」
そして、仲間達はラステアを後にし、サードラーズに行った。
ラステア・・・それは、滅びた都であり、昔殺してしまったライトが居る都。
だけど、四人は立ち止まることなく旅を続ける。
それは、ライトが言った”さだめ“なのかも知れない。
だが、四人は”さだめ“ではなく、自分の意思で進む。
血の沼でもあの四人は乗り越えれる。
何故旅するのか・・・それは、仲間達も知らない。
それは、氷妖の過去による。
物語が進めば・・・いずれわかる事実。
続。